NIKEがメタバース関連企業を買収

NIKEがメタバース関連企業を買収

NIKEがメタバース関連企業を買収

大手スポーツブランドの『NIKE』は13日、メタバース上のデジタルスニーカーなどを制作する『RTFKT』を買収したことを発表しました。

NIKEは、RTFKTというブランドに投資を行い、RTFKTのコミュニティをサポートして発展を促進することを計画しています。

また、2021年11月にメタバース内に『NIKELAND』をオープンしたこともあり、NIKE自身のデジタル事業も拡大させると説明しています。
今回の買収が、NIKEのメタバース領域への進出を加速することになるのではないでしょうか。


メタバースとは

多人数が参加可能で、参加者がその中で自由に行動できる、通信ネットワーク上に作成された仮想空間のことです。
メタバース(metaverse)の言葉は、英語の「超(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせた造語で、元々は、SF作家のニール・スティーヴンスン氏が1992年に発表した作品『スノウ・クラッシュ』に登場する、架空の仮想空間サービスに付けられた名前でした。
その後、テクノロジーの進化によって様々な仮想空間サービスが登場していき、現在では、インターネット上に構築される多人数参加型の3次元仮想世界を指す言葉として、『メタバース』は使われるようになりました。


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photo of man sitting on a white chair

ナイキは先月(11月)、『Roblox』のメタバース内に、米国オレゴン州にあるナイキ本社を模した『NIKELAND』を設立するなど、メタバース事業に参入しました。

この『NIKELAND』では、トランポリンでの鬼ごっこなどのミニゲームが楽しめる他、ショールーム内でNIKEの大人気スニーカー『エアフォース1』や『エアマックス2021』などの製品を試すことができます。

また、『NIKE・Jordan・Just Do It・スウッシュロゴ』利用のスポーツ用品やスニーカーなど多岐にわたるデジタルグッズについて、米国特許商標庁に商標の申請も行なっています。

そして今回、メタバース上のデジタルスニーカーなどを制作する『RTFKT』を買収しました。

世界的なスポーツブランド『NIKE』がメタバース事業に本腰を入れて参入していることが分かります。

関連ナイキがメタバース参入、メタバース内に『NIKELAND』設立

RTFKTは、2020年1月にメタバース上に創設されました。

NFTやブロックチェーン認証、ゲームエンジン、拡張現実(AR)などの最新技術を活用し、スニーカーなどのデジタル製品を作っています。

公式ウェブサイトによると、デジタルコンテンツの所有履歴の記録には、暗号資産イーサリアム(ETH)のブロックチェーンを使用しているとのことです。

NIKEは、RTFKTについて
「クリエイターの幅広いコミュニティのために、実物とデジタルの価値の境界線を再定義しようとしている開拓者である」
と評価しています。

また、
「最先端の技術を活用し、文化とゲームを融合した次世代のデジタル収集品を届けようとしている」
とも説明しています。

設立2年弱の企業でも、これほどの評価を得られていることは、NFTやブロックチェーンなどの最新技術の可能性を感じます。

red and black nike fitted cap

関係者のコメント

また、今回の発表で、NIKEのJohn Donahoe最高経営責任者(CEO)は以下のようにコメントしています。 

今回の買収は、ナイキのDX(デジタルトランスフォーメーション)における新たな一歩だ。 

我々はRTFKTと共に、スポーツや創造、ゲームや文化において、アスリートとクリエイターに尽くしていきたい。

さらに、RTFKTのBenoit Pagotto共同創設者は以下のように述べています。 

今回の買収は、RTFKTのブランドを確立する特別なチャンス。我々が愛するコミュニティのために、ナイキの強みや専門技術を利用できることを嬉しく思う。 

ナイキは、イノベーションや創造、コミュニティに対する深い情熱を共有できる唯一のブランド。これから、メタバースで作り上げてきた我々のブランドを成長させていきたい。

2人のコメントを見ても分かる通り、NIKEのメタバース事業は始まったばかりです。

常に革新的なブランド創りをしてきたNIKEですので、今回のメタバース事業もどんなイノベーションが生まれるのか注目です。

メタバースについて詳しく知りたい人は、こちらの記事もぜひご覧ください。

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