【超基本】資産形成したい人が知っておくべき『資産形成の3ステップ』

【超基本】資産形成したい人が知っておくべき『資産形成の3ステップ』

資産形成の3ステップ

近年は、政府が推進する『NISA』『iDeCo』の普及もあり、資産形成をする日本人が増えています。
投資を始めるために新しく証券口座を開設している人が増えていることが下のグラフからも分かります。

※証券総合口座数の各社推移-楽天ニュース

また、コロナショック後に市場が伸びたことで、投資を始めたばかりの人でも、その恩恵を受けた人も多いと言われています。

政府やマスメディア、コロナなどの情勢が相まって、日本では『投資ブーム』が起きています。

ただ、投資にはリスクが伴います。
ここ1~2年は、コロナショックの反動で市場が上昇傾向にあっただけですので、「運が良かった」程度に思っておくべきだと思います。

実際、統計上、8~9割の人は投資を続けることができず、投資の世界から離れていきます。
資産形成をしているのに、挫折してしまうということです。

ですので、これから資産形成をしていきたい人は、まず『資産形成の3ステップ』を知っておきましょう。

今回の記事では、資産形成に必要な以下の3ステップを解説します。


  1. 支出を削減する
  2. 収入を増やす
  3. お金を働かす

ぜひ、最後までご覧ください。

資産形成の3ステップ

資産形成の3ステップ

「資産形成を始めたいけど、何から始めれば良いのか分からない」

という人も多いでしょう。

資産形成は、以下の3ステップで行います。


  1. 支出を削減する
  2. 収入を増やす
  3. お金を働かす

場合によっては、同時進行することもありますが、基本的にはこの3ステップを守っていくと良いです。

この3ステップで重要なのは、3つ目の『お金を働かす』ことです。
つまり、『投資』です。

資産形成を行う上で、『投資』は欠かせません。
ただ、『投資』にはリスクが伴います。

この『リスク』と上手に付き合っていくために、1つ目と2つ目のステップがあると考えてください。

多くの人は、『資産形成 = 投資』と考えて、いきなり投資を始めてしまいます。
悪いことではないですが、長期的に見ると、1つ目と2つ目のステップを踏んだ方がメリットが大きいでしょう。

資産形成は、長い時間をかけて行っていくわけですから、焦って短期的な利益を優先することはおすすめしません。
長期的な視点で、コツコツと実践していくことが一番です。

1.支出を削減する

▶固定費の削減

資産形成における初めのステップは、支出を削減することです。

支出を削減すると聞いて、どんなことをイメージするでしょうか?


  • こまめに電気を消す
  • お湯を使う頻度を減らす
  • 隣町のスーパーまで安い卵を買いに行く

こののような節約は、一生懸命時間をかけても数百円しか生活費を下げられず、体力的・精神的にもツラくなります。

支出を削減するときの最重要ポイントは、『固定費の削減』です。
固定費の削減は、効率よく生活費を下げることができます。
さらに、固定費を削減すると、一度の見直しだけで、ずっと削減効果が続くというのも特徴です。

例えば、6万円のアクセサリーを高いと感じても、月5,000円の支出に対しては「まぁ良いか」と感じている人もいるのではないでしょうか?

でも、月5,000円の固定費は、年間6万円の支出と同じです。

だから、固定費を削減できれば節約の効果は大きくなります。

以下は、削減すると効果絶大な固定費です。
ぜひ、参考にしてみてください。


  • 住宅(マイホーム)
  • 保険
  • 通信費(スマホ、Wi-Fi)
  • 電気、ガス

もし、全ての項目を月々5,000円ずつ見直すことができれば、月2.5万円、1年間で30万円の節約になります。

▶生活習慣を見直す

固定費の削減ができたら、次に生活習慣の見直してみましょう。

実は、日常生活で浪費に繋がる習慣は多いものです。

例えば、習慣的にタバコを吸う人は、株式会社マクロミルが実施した「たばこや禁煙に関する調査(2018年4月実施)」によれば、毎月のタバコ代に、平均で約1万円かけているそうです。

単純に考えれば、タバコを吸う人と吸わない人では、年間支出が12万円も違うことになります。

※加熱式タバコの本体やパイプ、ライターなどは除く。

他にも、何気なく帰り道でコンビニに寄っていませんか?

晩酌セットでお酒とおつまみを買うと、500円はかかります。
毎日続けていると、月1.5万円、年間で18万円の出費になっています。

重要度は、固定費より下がりますが、何気ない習慣の中にも浪費になってしまっていることがあります。
浪費癖が習慣になっているということは、無意識にくりかえしてしまっていることですので、かなり厄介です。

ぜひ、生活習慣も見直してみましょう。

▶生活の満足度を下げない

『固定費の削減』と『生活習慣の見直し』について解説してきました。

支出の削減は、自分次第で効果が出やすいので、案外やりがいがあるものです。
ただ、一つ注意していただきたいことが、『生活の満足度』についてです。

生活の満足度とは、言い換えると『充実感』です。

節約に気を取られ過ぎて、日々の充実感が下がってしまうと、体力的にも精神的にもツラくなります。

前述した通り、以下のような節約は、充実感を下げてしまいます。


  • こまめに電気を消す
  • お湯を使う頻度を減らす
  • 隣町のスーパーまで安い卵を買いに行く

また、趣味や食事を制限することも生活の満足度を下げるので、注意しましょう。

人は、仕事や人間関係など至るところで、日常的にストレスを受けています。
そのストレスを軽減できる趣味や娯楽の時間や食事などを制限してまで、節約する必要はありません。

無理なダイエットが続かず、リバウンドしてしまうのと同じで、無理な節約は続きませんし、どこかで歪みが生まれてしまうので、注意しましょう。

固定費や浪費癖を見直していけば、十分に支出を削減することはできます。

生活の満足度を保ちつつ、コツコツ続けていきましょう。

piggy bank with coins

2.収入を増やす

支出を削減することができれば、次は収入を増やすことを考えていきましょう。

収入が増えれば、お金を働かせるときに、資産をより多く買うことができ、資産を増やすスピードも加速させていくことができます。

例えば、年利5%の金融資産を持っていると、投資額によって以下のようにリターンが違います。


  • 投資額1万円 → リターン500円
  • 投資額100万円 → リターン5万円
  • 投資額1,000万円 → リターン50万円

つまり、資産形成においては、お金を稼いで、多くの資産を買うことで、より大きなリターンが期待できるということです。

ただ、一概に収入と言っても、収入には、大きく2つの種類があります。


➀給与所得:会社に勤務して得る収入で、安定性が高い。
②事業所得:個人事業で得る収入で、成長性が高い。


給与所得と事業所得には、それぞれメリット・デメリットがあるので、どちらが優れているというわけではありません。

ただ、どちらもバランスよく育てることで「安定性 × 成長性 × 節税効果」を兼ね備えた収入の仕組みを作ることができます。

▶転職して給与UP

多くの日本人は、給与所得で収入を得ています。
給与所得の特徴は、時間と引き換えにお金が得られる「安定性」です。

生活費を確保したり、事業を起こしたりするための資金作りに向いている収入とも言えます。

ただ、給与所得の特性上、収入は上がりにくいです。
また、いくらの給与所得を得られるかは、会社によって変わります。

同年齢で、同じ大学を出て、勤続年数も同じなのに、違う会社というだけで年収に差が生まれます。
これは、能力の差ではなく、環境の差だと言えます。

給与所得を上げるためには、転職がおすすめです。

 ◯転職すると年収が上がりやすい

環境の差で給与が決まると言いましたが、給与を決める大切な要素は『職種』と『業界』の2つです。
転職によってどちらか、もしくは両方を変えることで、給与を上げられる可能性があるのです。

ちなみに、厚生労働省の「平成27年転職者実態調査の概況」によると、約40%の人が転職の結果、給与UPに成功しています。

 ◯転職活動自体にリスクはない

転職と聞くと、

「リスクがありそう」
「年収が下がったらどうしよう」

と不安になってしまう人もいるでしょう。

しかし、転職活動をすることにリスクはほとんどありません。
なぜなら、転職活動をしたら、転職しなければならないというわけではないからです。
良い転職先が見つかるまでは、転職をしなければ良いのです。

また、転職活動によって自分の市場価値が分かるようになります。
すると、現在の勤務先の会社からの評価が高いのか低いのか、判断する材料にもなります。
評価が高ければ、転職せずに副業で収入UPを目指し、低いのであれば転職して給与UPを目指すこともできます。

blur cash close up dollars

▶正しい副業で稼ぐ

事業所得とは、個人事業によって得られる収入です。

給与所得のような安定性には欠けていますが、「成長性」に優れています。
そのため、事業が上手くいったときのリターンは大きいです。

サラリーマンの方なら、会社から給与をもらいながら、副業を始めるのがおすすめです。
『安定性(給与所得) × 成長性(事業所得)』
この組み合わせができるので、投資に移行しやすくなります。

◯小さく始めてコツコツ続けていく

ただ、副業と言われても、具体的に何から始めれば良いか迷う人も多いでしょう。

副業で大切なことは、小さく始めてコツコツ続けていくことです。
事業所得だからといって、高望みをしていると足元をすくわれやすくなります。

また、副業を始めるときのポイントは、フロー型で稼ぎながら、並行してストック型の収入を増やしていくことです。

フロー型はやった分だけ収入を生む仕組みですので、すぐにお金になりやすく、やればやった分だけお金になるという特徴があります。
ストック型は自分が働かなくても収入を生む仕組みですので、時間はかかりますが、継続してお金になるという特徴があります。

両方の仕組みを上手く組みあわせて、収入をつくっていきましょう。

ちなみに、おすすめな副業は下の7つです。


  1. せどり
  2. 動画編集
  3. プログラミング
  4. ウェブデザイン
  5. ブログ/アフィリエイト
  6. コンテンツ販売
  7. コンサルタント

ビジネスの基礎が学べて、スキルもつくので、副業から独立・起業というステップアップもしやすくなります。

◯やらない方が良い副業

最近は、コロナの影響もあり、副業ニーズは高まっています。
ただ、同時に、怪しい副業も多く出回っているので、注意が必要です。

特に、「1日30分、誰でもできる作業で毎月50万円」というような、いかにも怪しい宣伝をする副業には手を出してはいけません。
中には、副業初心者を狙った詐欺まがいのものも多く含まれています。
このような怪しい副業に手を出してしまうと、お金や友人、信頼など多くのものを失いかねません。

前にもお伝えしましたが、副業で大切なことは、小さく始めてコツコツ続けていくことです。

これから副業にチャレンジする人は、こんな副業は避けましょう。


  1. アルバイト
  2. ネットワークビジネス(MLM)
  3. 副業としての投資

アルバイトは、働いた時間に対する報酬なので給与所得となります。
事業所得を得ようと副業しているのに、矛盾していますね…。

何かと問題になりやすいネットワークビジネスも避けましょう。
まず、ネットワークビジネスは稼ぎにくいビジネスです。
また、友人や信用・信頼を失ってしまいますので、絶対にやめましょう。

投資は、稼ぐツールではありません。
この認識がないと、高額な自動売買ツールやシステムを買わされた挙句、”溶かされる”・”飛ばれる”といった問題に発展してしまいます。

まともな副業を選べば、ビジネスの基礎が学べて、スキルもつき、着実に皆さんの力となります。
将来の財産へと繋がる副業を選んでいきましょう。

marketing businessman person hands

▶独立・起業する

副業である程度、成果を出せるようになったら、独立・起業も考えてみましょう。

仮に、サラリーマンとして働きながら、空いている時間で副業をしようとすると、気付けば「起きてる時間ずっと仕事していた」なんてことも起こります。

若いうちは、それでも良いかもしれませんが、年齢を重ね、結婚したり子どもが生まれれば、そんな生活もできなくなります。

なので、副業で成果を出せるようになったら、会社を辞めて独立するのがおすすめです。
独立するということは、それまでサラリーマンとして仕事をしていた時間を事業に充てることができるということです。

前述した通り、事業所得は成長性が高いです。
よく「事業収入は青天井だ」と表現されますが、実際に給与では届かない収入を得れるようになる可能性は十分にあります。

◯独立して時間を得る

また、独立することで得られるものがあります。

それは、時間の自由です。

サラリーマンだと、労働時間という時間に縛られています。
最近だと、リモートワークやフレックスタイム制の導入など、”働き方”の改善が推進されてますが、自由ではありません。

一方、起業・独立すると、時間的縛りが一切なくなります。

24時間365日の中で、いつ働いて、いつ休むのかまで自由に決めることができます。
それこそ、自分で完結できる事業であれば、旅行だって自由にできますし、どこに住んでいても構いません。

サラリーマンからでも、十分に独立するチャンスはあるので、ぜひ、チャレンジしてみてください。

man in black holding phone

3.お金を働かす

支出を削減し、収入も増えてきたら、いよいよお金を働かせて行きましょう。

これまでは、自分の力だけでお金を増やしてきましたが、自分だけの力では限界があります。
給与所得や事業所得は、あくまでも労働収入です。
基本的に自分が働くのをやめれば、収入もなくなってしまいます。

一方、資産所得は、お金を働かせることによって得られる収入のことを指します
そのため、自分が働く必要はないのです。

つまり、お金を働かせることで、資産と自由な時間を増やしていくことができるため、自由になるためには必須であると言えます。

▶投資をする

では、実際に投資をしていくわけですが、投資で一番大切なことは、出口戦略です。
出口戦略とは、「投資で増やした資産を何に使うか」ということです。
つまり、投資を始める前に「投資の目的を明確にする」ことが大切です。

投資には、株式や投資信託、不動産、FXなど多くの手段があります。

目的がなければ、手段を選ぶことができませんし、とりあえず、始めた手段では長く続けることができません。

まずは、投資の目的を明確にしましょう。

◯投資の目的を明確にする

「なんとなくお金を増やしたいから投資を始めよう」と考えている人はいませんか?

投資で成功するためには、まずは目的を明確にする必要があります。

「何のために投資をするのか」

しっかり考えていきましょう。


  • 老後資金として、60歳までに3,000万円準備したい。
  • 子どもの大学進学までに、教育資金を2,000万円貯めたい。
  • 10年後に月5万円の配当金が欲しい。

投資の目的によって、最適な投資手法は異なります。

そのため、「どんな目的で、いつまでに、いくら必要なのか」をシミュレーションして、本当に投資が必要なのかまで考えましょう。

例えば、子どもの教育資金を準備する場合には、

  • 投資期間が短くないか
  • リスク許容度はどのくらいなのか

を把握したうえで、投資と貯蓄のどちらで準備するのかを判断する必要があります。

ここまで考えて初めてどんな投資手法を選ぶかが決まります。

person counting cash money
Photo by Karolina Grabowska on Pexels.com

◯積立投資がおすすめ

実際に投資を始めるにあたって、初心者におすすめなのが積立投資です。

株式やFX、暗号資産などの投資手法もありますが、投資として利益を生むには、それ相応の知識とスキルが必要になります。また、リスクも大きいため、ある程度の資金力も必要です。

なので、副業を始めるときと同様に、投資も小さく始めてコツコツ続けていくことがおすすめです。
株式やFX、暗号資産に関しては、時間をかけて学んでいけば大丈夫です。

積立投資のメリットといえば、以下の4つが挙げられます。


  1. 平均購入単価を下げられる(ドルコスト平均法)
  2. 少額から始められる(月10,000円程度)
  3. 株式や債券に広く分散投資ができる(運用のプロが選びます)
  4. 複利効果が期待できる(長期運用でプロ並みの実績も)

他にも、積立投資の良いところがあります。
それは、手間がかからないということです。

積立投資は、

  • プロに運用を任せて
  • 毎月同じ日に自動決済

することで、自分自身で銘柄を選んだり、購入するという手間が一切かかりません。
唯一の手間は、毎月送られてくるサマリーレポートを確認して、運用実績を確認するくらいでしょうか。

このように、積立投資は投資初心者でも始めやすい投資手法と言えます。

もちろん、余裕がでてきたら他の投資手法にもチャレンジしてみると良いです。
リスクを取れば、大きなリターンも見込めるので、より早く資産を増やしていきたいという人は、株式や不動産、暗号資産などの投資手法にもチャレンジしてみましょう。

まとめ

資産形成の3ステップについて解説してきました。
多くの人は、早く資産を増やそうと投資という手段から始めがちですが、長期的な視点で見れば、日々の生活の中に資産形成のポイントがあります。

支出を削減し、収入を増やし、お金を働かせる。

これから資産形成をしたいと考えている人は、このステップを踏んでいくことで、上手な資産形成をしていくことができるでしょう。

もちろん、副業や投資にはリスクが伴います。
上手くいかないことも多いでしょう。

しかし、どんなステップの段階でも、小さく始めてコツコツ続けていくことが重要です。

目標は高く設定しても構いませんが、無理な高望みは、自分の首を絞めることになります。

堅実にコツコツと続けていく。
亀のような人が最後に大きな成果を手に入れることができます。

しっかり学んで資産形成をしていきましょう!

資産形成の3ステップ – 学校じゃ学べないお金の話

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