“純金融資産1億円以上”の富裕層にはなれない?新しいリタイアの形の『サイドFIRE』

“純金融資産1億円以上”の富裕層にはなれない?新しいリタイアの形の『サイドFIRE』

一般的に富裕層は、『純金融資産』が1億円以上ある世帯のことを指します。その理由の一つが、「純金融資産が1億円以上あれば、資産運用によって働かずに生活できる可能性」が出てくるためです。

この『純金融資産が1億円以上ある富裕層』は、全世帯の約3%ほどしかいないとされています。この数字を見ると、やはり、”選ばれた人だけ”しか富裕層になれないと感じてしまいますよね…。

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富裕層になる方法はない?

富裕層になる方法はあります。富裕層の人が100人いれば、100通りの方法が存在しますが、大きく分けると下の3つに当てはまります。

①富裕層の家庭に生まれる
②事業を成功させる
③専業トレーダーになる

「おい!富裕層になれる方法があるとか言っておいて、無理ゲーすぎるだろ!」
と思われた方、その通りです。

富裕層になるのは、運の要素も大きく、再現性がないため、非常に難易度が高いです。まず、一つ目の『富裕層の家庭に生まれる』なんて、生まれた瞬間決まってます。方法なんてありません。二つ目と三つ目は、一つ目に比べたら、自分次第で決まるわけですから、可能性は高いです。ただ、リスクも大きく簡単ではないです。

正直、一般企業に勤めていては、富裕層の仲間入りはまず難しいでしょう。ただ、『純金融資産1億円』の壁は難しくても、『純金融資産3,000万円』の壁であれば、コツコツ頑張ることで、誰でも突破できます。

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富裕層は無理でも、自由を手にするには?

前述した通り、富裕層になるには、それ相応の”成功”が必要になります。一般企業に勤めている状態では、難しいでしょう。でも、悲観する必要はありません。富裕層でなくても、経済的自由は手にすることができるからです。

◆『純金融資産3,000万円』を目指す

『純金融資産3,000万円以上』あれば、全世帯の上位20%に入ることができます。これは、もう小金持ちと呼べるでしょう。そして、「純金融資産が3,000万円以上あれば、サイドFIREなど、人生に自由な選択肢を持てる」ようになります。

金融資産があると、時間とお金に余裕が生まれます。時間とお金に余裕ができれば、家族や趣味の時間を増やせます。旅行や親孝行も自由にできますね。もし、「お金のためにフルタイムでやりがいのない仕事をし続ける生活」と、「時間とお金に縛られない自由な生活」を選べるとしたら、どちらを選びますか?

新しいリタイアの形『サイドFIRE』

『純金融資産3,000万円』で、完全に配当所得だけで生活するのは、極端に支出を減らした生活をしなければ難しいでしょう。そこでおすすめなのが、サイドFIREです。

サイドFIREとは、金融所得だけでは足りない生活費を『好きなことで、お金を稼ぐ』生活スタイルのことです。つまり、意欲がないのにフルタイムで働くお金のための労働はしなくて良いということですね。

サイドFIREのメリットは、完全なFIREよりもハードルが低いということです。“やりがいのある好きな仕事をして、家族との時間を増やして、趣味を楽しむ時間も創る”すごく充実した生活だと思いませんか?

サイドFIREはハードルが低い

完全なFIREをするために必要な資産の目安は、年間生活費の25倍と言われています。仮に、年間生活費が300万円の人は、FIRE開始時に金融資産で7,500万円を用意する必要があるということです。かなりハードルが上がりますね。

一方、サイドFIREであれば、前述した通り、『好きな事業』での収入がある前提なので、完全なFIREよりも用意する資産は少なくて済みます。

例えば、『好きな事業』で年間180万円以上(月15万以上)を稼ぐことができれば、年間300万円の生活費が必要な場合、残りは120万円です。この120万円を配当でまかなうには、年利4%の金融資産を3,000万円分持っていれば十分な計算となります。

この計算だと、元本を減らずに生活することができますし、少しリスクを取って年利7%で運用できれば、何もせずとも資産を増やしながら生活することも可能です。また、FIREするよりも、用意する資産が少ないということは、比較的早い段階でサイドFIRE生活を実現できるということでもあります。サイドFIRE生活をしながら、資産を増やし、数年後にFIREするということもできますね。

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サイドFIREにもリスクはある

サイドFIREは、『好きな事業』などの収入で生活費の一部を補填できるため、用意しておく投資元本も少なくて済み、比較的早い段階でFIREの生活を実現できるといったメリットがあります。

ただ、一方で、デメリットがあることも押さえておきましょう。

働けなくなると配当だけでは暮らせない

フルタイムではないものの、サイドFIREは働いて収入を得ることが前提です。仮にもし働けなくなった場合、配当だけでは暮らせず、資産を取り崩していくことになります。

そのため、できるだけ収入源を多様化させておくのもリスクヘッジになります。例えば、自分自身が労働することなく得られる「不労所得」を創っておくことはおすすめです。

暴落によって資産が大きく減るリスクもある

サイドFIREにおける配当は金融資産によるものです。つまり、相場の変動によっては資産が予想以上に大きく減る可能性もあります。インデックス投資などの株価指数連動型の金融商品も良いですが、債券や金、不動産といった株以外の金融資産にも資産を分散することも大切です。

また、長期的に運用していくとなると、インフレや円安などの対策も必要となりますので、円建てだけではなくドル建ての商品を買っておくというのも効果的です。

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サイドFIREの目的を明確に

サイドFIREでも、FIREでも、一番大切なポイントは『目的』です。

「人生の時間を何に使いたいのか?」

この目的が明確でないとFIREの実現は難しいです。目的とは、生き方です。「仕事を辞めたいから」という“きっかけ”で、FIREを目指すのは良いですが、それが目的になってしまうと、その後の膨大な時間を無駄に過ごしてしまうかもしれません。

お金のために働かなければいけない自分から、時間とお金の自由を手に入れた自分に変わったら、何をしたいのか。しっかりと考えておきましょう。

まとめ

富裕層になりたくても、簡単にはなることができません。しかし、富裕層になれなくても時間とお金の自由を得る方法はあります。それがFIREという生き方です。

ただ、FIREはハードルが高いと感じてしまう方も多いです。そんな方にサイドFIREから目指してみましょう。意欲がないのにフルタイムで働くお金のための労働生活から解放されて、金融所得と好きな事業で、充実した生活を生活を手に入れましょう!

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